豚プラセンタと馬プラセンタはどっちの方が良く効くの?

先日、こんな質問を頂きました。
「プラセンタサプリを選ぶとき、豚と馬どっちのプラセンタにすれば良いと思いますか?管理人さんは、どちらの方が効くと思いますか?」
ご質問頂きありがとうございます。
その方にお伝えした内容をさらに掘り下げて、理由を裏付けした詳しい記事にしてまとめさせて頂きました。どちらのプラセンタの方が良いのか順を追って説明してますので、結果のみ気になる人は最後の方だけご確認ください。
値段が高いのは馬プラセンタサプリ
一般的に、値段が高いサプリは馬プラセンタを使ってる事が多いです。
その理由は原料価格の違いにあります。
国産SPF豚と言われる国内最高峰レベルの豚プラセンタと比べても、馬プラセンタは4~5倍以上原料の価格(原価)が高いんです!
なぜ原価が高いのかと言うと、馬と豚は出産回数が全く違うからです。
馬(ウマ) | 豚(ブタ) |
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1年の出産回数:1頭 | 1年の出産回数:約20頭 |
胎盤の状態:肉厚で濃厚 | 胎盤の状態:薄い水膜状 |
豚は1年に2~3回出産します。出産の度に胎盤を排出する必要があるので、次の出産までに胎盤成長の時間が足らず、薄い水膜状になっています。
それに比べ馬の場合、約1年の妊娠期間を経て1頭を出産します。そのために胎盤は厚く、成分も濃厚です。
このような理由から、必然的に馬プラセンタの方が希少価値の高い成分となり、その生産量から見ても原価が高くなってしまうのは仕方がない事だと言えます。
アミノ酸含有量の違い
プラセンタサプリの広告を見ていると、こんなアピールを良く見かけます。
馬プラセンタのアミノ酸は豚の約296倍!!
確かに馬プラセンタは豚に比べて値段が高いので、豚よりも優れている事をアピールしないと売れません。だから馬プラセンタサプリを販売してるメーカーのほとんどはアミノ酸含有量の違いを声高らかにしてますが、実はこれ、2010年にすでに間違いだったという結果が出ています。
「サプリメーカーの公式サイトで言ってるんだから嘘じゃないでしょ?」
と疑いたくなりますが、実はこの296倍というのは、馬プラセンタ原末と豚プラセンタエキスを比較したものだったのです!原末とエキスの違いを知りたい方はこちらに詳しく書いてますが、つまりは全くの別物で比較した結果ということになります。
例えるなら、カルピス原液100gと水で薄めたカルピス100gを比較してるイメージです。そんなの原液の方が成分が濃いのは当たり前ですよね。
そこで、公平な判断で豚と馬のアミノ酸含有量を比較するため、2010年に(財)日本食品分析センターが分析した結果を元に当サイト独自でグラフ化してみました。
馬プラセンタの方が約20%多く、言い換えれば馬の方が約1.2倍アミノ酸が多いという結果になりました。
296倍というのは大袈裟な数値ですが、この結果から見ると馬の方がアミノ酸含有量が多いのは本当ですね。
結果、馬プラセンタの方が良く効く
馬プラセンタは希少価値が高いので値段も高いですが、ただ希少価値が高いというだけでなく、アミノ酸含有量の観点から見ても馬プラセンタの方が良いと言えます。
私自身の実体験でも、馬プラセンタサプリの方がガツンと身体に効いてる感覚が多いので、豚と馬どちらが良いの?と聞かれたら「アミノ酸量が1.2倍多いので私は馬が良いと思います」と言っています。