エキス換算と原末換算による純プラセンタ含有量の違い

プラセンタを配合してるサプリメントの種類、数年前と比べてたくさん増えましたね。
とてもたくさんありすぎて何を基準に選べばいいのか今いちピンと来ない人も多いのではないでしょうか。
購入までに至る判断基準のうち、1つは値段だと思います。そしてもう1つ、プラセンタサプリを選ぶ時の基準におすすめしたいのがプラセンタ含有量。純粋なプラセンタをどれくらいの量で含んでいるのか、ということです。
ですが、商品によって「10,000mg配合!」とか「200mg配合!」とか全然数値が違います。じゃあ多いから10,000mg配合してるサプリの方が良いよね〜って思った人、ちょっと待ってください!
この数値の大きな差は「換算方法(かんさんほうほう)」の違いによるものです。
基本的には2つ。エキス換算方法と原末換算。この2つの違いを知っておくことで、プラセンタサプリ選びがもっと有意義になりますよ^^*
換算って何?
そもそも、換算(かんさん)って何なのでしょう。聞いたことない人は訳が分からないかと思います。
ある数量を他の単位に換えて計算しなおすこと。
つまり、簡単に言えばプラセンタ量の算出方法ってことですね。
算出方法が違えば、答えも変わりますよね。ただ、ちょっとややこしいのが算出の計算式が違うわけではないんです。「エキス換算=液体量」か「原末換算=粉末量」という、そもそも液体なのか粉末なのか、算出の「対象」が全く違うんです。
分かりやすく海で例えてみましょう。
10,000mgの海水からは塩が300mg採取できます。成分の名前を「海」にすれば10,000mgと表示できて、「塩」にすれば300mgとしか表示できません。
これがプラセンタの場合、成分の名前を「プラセンタエキス」にすれば10,000mgと表示できて、「プラセンタエキス末」にすれば300mgとしか表示できないんです。
分かりましたか?名前が似てて非常に紛らわしいのです。
それをサプリメーカーも分かってて、あえてそこにつけ込んでエキス換算表示にしている業者がたくさんいます。数値が大きい方がたくさんプラセンタが含まれてるように思えるので、それだけで売上アップが期待できるからです。実際に数値が大きい方が売れる確率が高いというデータもあります。
ですが、プラセンタサプリ選びで私がおすすめしたいのは原末換算表示をしているメーカーのサプリメントです。その理由は換算方法の違いの中で説明しようと思います。
2つの換算方法
まずはこちらのイラストを用意しましたので見てください。このイラストで伝えたいのは、エキス換算が液体、原末換算が粉末ということです。
エキス換算(液体)
エキス換算は「液体」で算出したプラセンタ量になります。
純粋なプラセンタ以外にも水分や不純物を含んでるので、量も多くなります。プラセンタ量が1,000mg以上の表示だったら間違いなくエキス換算表示でしょう。
プラセンタエキスに含まれる純粋なプラセンタ量は3〜15%程度だと言われていますが、正確な含有量は不明です。
いくら量が多くてもそのほとんどが水と不純物では、意味が無いどころか体内に無駄なものまで摂取することになってしまいます。
原末換算(粉末)
原末換算は「粉末」で算出したプラセンタ量になります。
プラセンタの粉末は、プラセンタエキスから有効成分のみを抽出した純粋なプラセンタです。胎盤がダイヤの原石だとしたら、プラセンタ粉末は磨き上げたダイヤモンドのようなもの。まさに有効成分の塊なのです。
水分と不純物を取り除いた粉末になるので、量は少なくなります。粉末化の行程により若干の不純物が残る場合もありますが、原末換算表示されたプラセンタは、ほぼ純粋なプラセンタ量の数値と言っても差し支えありません。
エキス換算と原末換算の見分け方
最後にエキス換算と原末換算のとっても簡単な見分け方をお伝えします^^*
気になるプラセンタサプリを見つけたら、原材料名を見て下さい。そこのプラセンタの名称に「末」という漢字が入ってれば原末換算、無ければエキス換算です。例)プラセンタエキス末、プラセンタ原末など
各サプリメーカーによって色々な名称や表示方法をしてるので非常に紛らわしいですが、「このサプリの純粋なプラセンタ量はどれくらいだろう?」ということも選考基準の1つに入れると、有意義なサプリ選びができると思います。