【プラセンタ】摂取方法の違い3種類と含まれる食べ物

美白効果やホルモンバランス正常化だけでなく疲労回復や更年期障害の緩和などさまざまな効果を期待できるプラセンタ。できることなら毎日摂取したいところですよね。
そこで毎日の食事で野菜を食べて食物繊維やビタミンを摂取するようにプラセンタも毎日の食事から摂取できないものかと考えたことはありませんか。
今回はプラセンタを毎日摂取するために知っておきたい食べ物とプラセンタの摂取方法について追ってみようと思います。
目次
プラセンタが含まれている食べ物は?
まず第一に「プラセンタが含まれている食べ物は?」という表現が少し間違っていることをお伝えしなければいけません。
細かい話になってしまいますがプラセンタはひとつの栄養素ではなく胎盤のことなので正しくは「私たちが普段食べることができるプラセンタは?」になります。
そしてその答えは「コブクロ(通称テッポウ)」というホルモンだけです。海外なら他にもありますが、日本で普通に生活していて食べられるプラセンタは1種類のみ。
コブクロは焼肉屋さんで食べることができ、コリコリして美味しく低カロリーなので女性に人気があります。コブクロを取り扱ってる焼肉屋さんか精肉店が近所にあれば毎日食べることも可能ですが、コブクロにはビールと同じくプリン体が多く含まれているので毎日食べるのは痛風が怖いところ。
しかしプラセンタの効果を多く実感するためには毎日摂取することが好ましいので、そうなってくると毎日コブクロを食べるのは現実的ではありません。
そこで登場するのが3つの接種方法です。
3つのプラセンタの接種方法
プラセンタの現実的な接種方法はこちらの3種類。
- プラセンタサプリ
- プラセンタドリンク
- プラセンタ注射
一時期プラセンタドリンクが爆発的に流行った時期がありました。プラセンタの効果が世間に認知され、飲みやすいドリンクタイプのものが大量に売れました。今でも毎日プラセンタドリンクを飲んでる人もいると思いますがその数はプラセンタサプリと比べると年々少しずつ減少してます。
これを見てください。
これは「プラセンタサプリ」と「プラセンタドリンク」の検索数の推移です。2009年から検索され始め、2012年頃までは同じくらいの検索数でしたが2013年以降は「プラセンタサプリ」の方が検索数を上回っています。
この結果をふまえ、なぜドリンクよりもサプリの方が検索数が増えたのか原因を私なりに考察してみました。
その答えを3つの摂取方法を説明しながらお話ししたいと思います。
プラセンタサプリ
栄養補助食品と言われ、副作用のある薬と違って毎日手軽に摂取できるので今一番人気のプラセンタ摂取方法ですが、手軽に摂取できるという点ではドリンクと同じです。ではいったい何が人気のポイントなんでしょう。
プラセンタドリンクとの大きな違いは「摂取カロリーが低い」と「プラセンタの純度が高い」という点です。それが何を意味するのか簡単に説明しますね。
摂取カロリーが低い
美容と健康のためにプラセンタを摂取しようと考えてる人にとって高カロリーな商品は避けたいところ。なぜなら高カロリーな食品を摂取すると新陳代謝(古い細胞を新しい細胞に入れ替えること)が進みにくくなると言われているからです。
商品によっても異なりますがプラセンタドリンクは1本30kcal前後のものが多いです。
それに比べてプラセンタサプリは1粒1kcal。単純にドリンクよりも低カロリーです。
プラセンタの純度が高い
プラセンタ含有量の表記方法は大きく分けて2種類あります。1つはサプリに良く使われる原末換算。もう1つはドリンクに良く使われるエキス換算です。
簡単に言ってしまえばエキス換算だと水や不純物も含んだ含有量の計算になるので、純粋なプラセンタ量だけを計算した原末換算の方がよりプラセンタ純度が高いってことになります。私はエキス換算しか表記のないドリンクのプラセンタ含有量は信用できないという考えを持っています。
詳しい換算方法の違いが気になる人はこちら
プラセンタドリンク
サプリメントはなんとなく薬っぽくて嫌だという人におすすめの摂取方法はプラセンタドリンクです。※画像はプラセンタドリンクではありません。
サプリよりも液状のドリンクの方が体内吸収率が高いと言われてます。毎日手軽に摂取できる点はサプリと同じですが、プラセンタドリンクにはちょっとした罠があります。
毎日摂取する前にこれらの罠を知っておく必要があります。
摂取カロリーが高い
さきほど話した通りサプリと比べると摂取カロリーが約30倍と高いです。注意しないといけないのが、その辺のドラッグストアで買えるような安物のドリンクだと人工甘味料が含まれてる可能性が高いという点。
人工甘味料(アセスルファムK、スクラロースなど)は血糖値を急激に上げるので人体にとって非常に危険なものです。プラセンタには独特の臭みがあるため、美味しく低カロリーで低価格な飲み物にするためには人工甘味料の使用が必要不可欠です。購入前に人工甘味料が含まれていないか確認する必要があります。
価格が高いドリンクなら甘味料不使用のものも多いです。
純粋なプラセンタ含有量が不明
プラセンタドリンクに良く使用されるプラセンタ含有量の換算方法はエキス換算と呼ばれるものになります。
プラセンタエキス30,000mg配合!とか含有量が異様に高く1,000mgを越えるものは全てエキス換算とみて間違いないです。
このエキス換算方法はプラセンタと水と不純物をすべて含んだ総量で計算してるので純粋なプラセンタがどれくらい入ってるのか不明です。さすがに無いとは思いますが例えばプラセンタ含有量が1mgで水と不純物が29,999mgでも「プラセンタエキス」と表記できちゃいます。
だから私は今一つプラセンタドリンクを信用できません・・・気にしすぎなんですけどね^^;
プラセンタ注射
プラセンタを注射で摂取する方法になります。3つの中で一番効果がありますが、ハイリスクハイリターンな部分があるので注意が必要です。
まず大前提として知っておかないといけないのはサプリメントやドリンクの”栄養補助食品”と違い、プラセンタ注射は医薬品で”治療”の一種だということ。さらにサプリやドリンクと違って唯一人間の胎盤エキス(ヒトプラセンタ)を使用するということ。
これらがリスクを抱える原因になります。
プラセンタ注射の副作用
サプリやドリンクの食品と違い、プラセンタ注射は医薬品なので副作用の危険性があることは知っておく必要があります。体質にもよりますが注射後にショックやアレルギーによる「発熱・発赤・発疹・悪寒・悪心」が出る人がいます。全くでない人の方が多いですが万が一出てしまったらすぐに辞めましょう。
献血を拒否される
初めて聞いたときはまさかと思いましたが、プラセンタ注射を過去に1度でもしてしまうと献血を拒否されてしまうそうです。人の胎盤エキスを体内に取り入れるので感染症のリスクを理論上否定できないという理由らしいですが、サプリやドリンクであればプラセンタを摂取しても献血はできるのでプラセンタ注射の危険性が垣間見えます。
プラセンタ注射の効果持続期間
プラセンタ注射は回数を重ねると効果の持続期間が延びていきます。当然個人差はありますが初期の頃は2~3日、3か月目以降は2~3週間持続するという人が多いとのこと。つまり最初の2か月は週1ペース、3か月目くらいから月2ペースで通院すると効果が持続し続けます。
美容目的の場合は保険適用外
美容を目的としたプラセンタ注射は全額実費負担になります。院によって2アンプル(200mg)で1回2,000円~9,000円程度と料金に大きな差がありますが、安すぎる院はヒトプラセンタの含有量が少なかったりビタミン剤などを混ぜてごまかしてる場合があるので注意が必要です。心配であれば勇気を出して院にヒトプラセンタの純粋な含有量を問い合わせてみると良いかもしれません。
自分だけの正解を見つけよう
プラセンタの摂取方法を3つと食べられるプラセンタのお話しをしましたが、結局のところ何が正解なのかは自分次第です。
プリン体が怖くなければ毎日コブクロを食べてもいいですし、手軽に続けられるサプリやドリンクを選ぶのも良し、1番効果の期待できるプラセンタ注射を選ぶのも自由です。
大事なのは継続して純粋なプラセンタを摂取するということ。それを考えると手軽で摂取カロリーが低くプラセンタ含有量が明確なプラセンタサプリの検索数が増えた結果にもうなずけます。
ですがプラセンタドリンクやプラセンタ注射にも良いところはありますので、ぜひ自分に合いそうな摂取方法を見つけてみて下さいね^^*
3つの摂取方法まとめ
最後に今回の内容をシンプルにまとめたものを作ってみたので参考程度にご覧ください。
プラセンタサプリ | プラセンタドリンク | プラセンタ注射 | |
---|---|---|---|
安全度 | ○ | ○ | × |
摂取カロリー | ○ | × | ○ |
続けやすさ | ○ | ○ | × |
プラセンタ含有量 | ○ | △ | ○ |
吸収率 | × | △ | ○ |
○=良い・△=ふつう・×=やや難アリ