サプリに含まれる二酸化チタンや二酸化ケイ素って安全なの?発がん性は?
プラセンタサプリの場合、美容や健康を気遣って飲用したいと思ってる人が多いと思います。
近年におけるオーガニック製品の需要が増えたのは、体内に取り入れるものだからこそしっかり原材料を見極め安全なものだけを摂取したいという気持ちを持つ人が増えたのが理由ではないでしょうか。
そこで、今回はサプリに良く含まれているけど何となく名称が怖そうな「二酸化チタン」と「二酸化ケイ素」という食品添加物についてのお話です。
使用の目的って?
そもそも何の為に二酸化チタンや二酸化ケイ素などの食品添加物をサプリに使用するんでしょうか。
サプリはカプセルや打剤などの「錠剤」で出来ていますが、二酸化チタンと二酸化ケイ素はその錠剤のコーティングを目的として使用されています。
錠剤を飲みやすく、割れ防止や有効成分の保護などにはコーティングが必要なので、風邪などの時に病院で処方される薬の錠剤にも当たり前のように使用されてます。
つまり、知らず知らずの内に二酸化チタンと二酸化ケイ素は体内へ摂取してしまっているのです。
毒性と発がんリスク
そうなると気になるのはその「毒性」ですが、FAO/WHOの世界的な専門機関が安全性は高いと評価をしています。
二酸化チタンと二酸化ケイ素は「企画基準」「使用基準」「使用範囲」が厳しく決まっていて毒性試験も行われています。FAO/WHOが定める基準通りに製造されていれば毒性はなく安全だと考えられています。
IARC(国際がん研究機関)の発がん性分類では「3」となり、「ヒトに対する発がん性については分類できない」となっています。これは試験により発がんとの因果関係に関する結論が得られなかったということになります。
→現在は「2B」へと修正されました。
「2B」は、 ヒトに対する発がん性が疑われるという分類になります。
ただ、この上に2Aという分類もあり、そちらは「たぶん発がん性あるかも」となりますが、2Bの場合は「なんだか怪しいけど、確定的じゃないよね」みたいな感じです。
※上記の日本語のニュアンスは個人的見解ですのでツッコミはご容赦ください。
これらの情報から、サプリメントへの使用と服用については問題となる毒性は「怪しいけど、多分ない」と考えられています。
ですが、サプリメントとして服用した場合、二酸化チタンと二酸化ケイ素は体内へ吸収されることなく「便」として排出されますので、そこまで心配する必要はないと思います。
食品にも当たり前に使用されている
薬やサプリメントだけでなく、食品を白く着色するための着色料として使用されています。
チーズ、ヨーグルト、マシュマロ、ホワイトチョコレート、キャンディ、脱脂粉乳、マヨネーズなど
厚生労働省は食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受けたうえで、人の健康を損なうおそれがない場合に限り、成分の規格や使用の基準を定めた上で使用を認めています。
チーズ・ヨーグルト・マシュマロなどは普通に食べているのに、サプリメントの飲用だけ不安になるのはおかしな話です。
なんとなく怖い名称がついている2つの食品添加物ですが、口から摂取しても体内には吸収されないので気にする必要はありません。
それよりも、ヨーグルトやマシュマロなどに含まれる糖分を気にする方がよっぽど賢く利口だと言えます。
IARC(国際がん研究機関)の発がん性分類では「3」となり、「ヒトに対する発がん性については分類できない」となっています。
10年程前から「2B」に変更されてませんか?
>M.Y様
ご指摘頂きありがとうございます。記事内容を修正させて頂きました。