プラセンタ有効成分含有量が多いのはエキス?原末?それとも原料換算?
プラセンタが含まれる栄養補助食品で有名なのはサプリとドリンクの2種類ですが、最近ではゼリーやグミサプリなど美味しく食べられるものも見かけるようになりましたね^^*
商品パッケージや裏面にプラセンタ含有量(含まれてる量)が書いてあることが多いですが、極端に多いものと少ないものがあることに気付いた人はいますか?
実はこの表示量にはカラクリ…つまり「メーカーの企み」があります。このカラクリを知らないとまんまとメーカーの企みにハマってしまう可能性があるので、気になる人は読んでみて下さいね。
「プラセンタエキス」と「プラセンタエキス末」の違い
とある2つの商品にこんな表示があります。
- プラセンタエキス 10,000mg
- プラセンタエキス末 200mg
「末」という漢字が1文字があるかないかでこんなにも量が違いますが、ここにメーカーの企みがあります。
まずはプラセンタエキスとプラセンタエキス末の違いを知りましょう。
胎盤から不純物を取り除いたものがプラセンタエキス(液体)になります。そしてさらにそこから不純物と水分を取り除いたものがプラセンタエキス末(粉末)になります。
つまり、名前は似てますが全くの別物なんです。プラセンタエキスで表示した方がより多くプラセンタ量を記載できるので、「プラセンタエキス末200mg配合!」よりもメーカー的には「プラセンタエキス10,000mg配合!(ドドーン!)」という宣伝をしたいのが本音です。
エキスとエキス末の違いを知ってる人はまだ少ないので、「あっ!こっちの商品の方がプラセンタ量が多いからこっち買おっかな」という人間の深層心理を上手く利用してるのです。これがメーカーの企みの正体です。
胎盤には有効成分(成長因子など)とそうでない不純物と水分が含まれています。そしてその有効成分のみを取り出したものがプラセンタエキス末だと覚えて下さい。
メーカーによって表示はまちまちですが、「プラセンタエキス末」「プラセンタ原末」「プラセンタ粉末」「プラセンタ濃縮末」などと、最後に末がついてる場合がほとんどです。
有効成分量の信頼度が高いのはどっち?
こんなグラフを用意してみました。紛らわしいので、ここでは「エキス」と「原末」という表示を使わせてもらいますね。
実はプラセンタエキスの有効成分量は販売してるメーカーも分かってない場合がほとんどです。エキスから抽出できる原末は3%〜15%程度。エキス表示の商品を選ぶ場合は不純物も含まれているということを忘れないで下さい。
逆にプラセンタ原末はそのまま有効成分を粉末状に抽出したものなのでほぼ全てが有効成分だと言えます。
※抽出方法によっては若干不純物が残る場合あり
つまり、より有効成分量の信頼度が高いのはプラセンタ原末ってことですね!
よく見かける原料換算とか原液換算ってなに?
プラセンタエキスとプラセンタ原末の違いについて理解できてくると、商品を選ぶ時に裏面の表示を見るようになります。するとこんな表示をよく見かけます。
プラセンタエキス末 100mg(プラセンタ原料換算 5,000mg)
この原料換算(原液換算)というのは「粉末状にする前の液体のプラセンタエキスに換算すると」という意味で使われています。粉末状にしてしまうと100mgになり、他社商品のエキス表示の5,000mgなどに比べると少ないと思われてしまうので、他社商品に対抗するために原料換算の表示をしています。
つまり原料換算・原液換算・生胎盤換算・エキス換算というような表示は全てプラセンタエキスの場合だったら○mgになりますよって意味です。
これらの表示量のカラクリに惑わされないように、賢い商品選びをしたいですね!
プラセンタサプリの選び方